養蜂場日記
イノシシの通勤路
2008年11月24日 / 養蜂場日記
養蜂場から10メートル程のところに出来たケモノ道。林の中を通って、ここから道路に出てくるようです。
彼等の中には体重100キロを超える大物もいるとのこと。
養蜂場はフエンスでしっかりと囲まれているので、侵入することは不可能です。
イノシシの狙いは道路脇に積もった落ち葉の中のミミズです。何十メートルにも渡って、堆積した落ち葉をかき回し、こね回したあとが続いています。
「かん太郎」とか「ドバミミズ」といわれる体長20センチ程のミミズが、積もった落ち葉の下にいるのです。
養蜂場でも草取りなどをしていると出てきて、思わずドキッ!とする巨大ミミズです。
イノシシ達にとっては“マグロのトロ”みたいに美味しいものなのでしょう。
芽吹き
2008年11月22日 / 養蜂場日記
9月下旬から10月上旬にかけて、稲刈りの終った田んぼにレンゲの種を蒔きました。
2週間ほどで芽を出し、今は緑の絨毯のようにびっしりと広がっています。
厳しい冬を過ごし、春の訪れとともにぐんぐん生長して、今度はピンクの絨毯に変身します。
ミツバチたちもレンゲの蜜が大好きです。他の花には目もくれず、レンゲ一筋の何週間かを過ごします。
巣箱にはレンゲ蜜特有の上品な甘い香りが充満し、黄金色の蜜がしたたり始めるのです。
ススキ
2008年11月21日 / 養蜂場日記
小春日和のある日
雲ひとつない青空を背景にして、柔らかい日光にきらきら輝いていました。
聞こえるのは幾種類かの野鳥の鳴き声だけ・・・里山の秋。
もうすぐ、ミツバチ達も本格的に越冬に入ります。
早春から忙しく過ごした養蜂の日々、充実した毎日でした。
心はすでに来年の花の季節に飛んでいます。
怪獣イノゴン!
2008年11月19日 / 養蜂場日記
夜の田んぼに現れる「怪獣イノゴン」の足跡・・・正体はイノシシです。
稲刈りの終った田んぼは、電気柵が撤去されます。早速、イノシシ君たちが侵入し、好物のミミズを探したり、転げまわって“泥入浴”を楽しんだり・・・夜間は彼等のパラダイスになるのです。
中にはもっと不埒者もいて、稲刈り前の田んぼに侵入して、収穫を台無しにしてしまう時もあり、里山では「はなつまみ者」「厄介者」の烙印を押されています。
夜間に行動するため、私は目撃したことはありませんが、養蜂場の周辺にも夜間行動の痕跡を見かけます。
厳しい自然の中で生きていくのは大変だろうけど、あんまりやり過ぎないようにね!
居残り?
2008年11月18日 / 養蜂場日記
夏の強い直射日光から巣箱を護るために、木々を植えています。若木の生長のために雨水を利用。
タンクに雨水を貯め、汲みだし用には、使わなくなったバスタブを利用しています。
どうもこのカエル君は、満水になっていたバスタブで水遊びを楽しんでいたところ、水が汲みだされ、水位が下がって外に出られなくなったようです。
仲間が冬眠に入った後も、ここに閉じ込められていたのです。
まさしく“井の中の蛙”状態で、幾日かを過ごしていたのでしょう。
小さな体をそっとつまんで、柔らかい土の上に戻してやりました。遅ればせながら、冬眠に間に合ったようです。
ラスカルの好物
2008年11月11日 / 養蜂場日記
この時期になると、養蜂場に行く道すがら、よく見かける光景です。特に今年は柿のできが良く、文字どうり「鈴なり」です。あまりの重さに折れている枝もあります。すっかり葉が落ちて実だけが残った柿の木が、夕陽に映えてオレンジ色に耀いています。
この柿の実は、最近急激に増えているアライグマの、格好のターゲットになっています。種だけ残して綺麗にかじられた柿の実をよく見かけます。
先日も、近くの菜園から出てきた生き物とバッタリ出会い、目が合いました。最初、タヌキ!と思いましたが、あれはどう見てもアライグマでした。
以前、アライグマ「ラスカル」と言うアニメがはやり、その可愛らしさに、沢山の人がペットとして飼いました。(家にもラスカルの小型扇風機があります。スイッチがラスカルの形になっていて、それを回すと風が出ます^^;)
でもその可愛い外見とは違って、かなりの暴れん坊だそうです。
みつばち物語
2008年10月30日 / 養蜂場日記
「最新のお知らせ」欄にも出ていますが、この度「コスモ アースジン」という雑誌が刊行されました。
これに、うちが手掛ける「みつばち物語」が連載されています。
”ピース”という名の働きバチが、ミツバチの生態や暮らしぶりをご案内していくものです。
楽しみながらミツバチの事がよく分かる記事です。ぜひお読みください。
これは、そのページです、イラストが可愛いでしょう?
ぜひ手に取って御覧頂きたいです。
そして、今後のピースの活躍をお楽しみに (^^)/
詳しくは「最新のお知らせ」を御覧下さい・・・
稲干し
2008年10月30日 / 養蜂場日記
養蜂場に行く途中、刈入れの終った田んぼで稲干しを見かけました。
刈り取った稲を稲架に掛けて、天日干ししています。
今は刈り取ると同時に、脱穀・袋詰めまで機械で自動的にやってしまう所もあります。
コンバインで稲刈りをしながら進み、後ろには脱穀されたお米の袋が降ろされていくという、昔では考えられないスピードでお米が出来上がっていきます。
ですから、このように稲を干す、昔ながらのやり方をあまり見掛けなくなりました。
懐かしくなって写真に収めたところです。
空一面の・・・
2008年10月26日 / 養蜂場日記
自宅の窓から見た夕焼けです。
空一面が赤く染まって、見とれてしまいました。
養蜂場とは関係ありませんが、こんな見事な風景は載せたくなるものです。