養蜂場日記
秋の空
2008年10月18日 / 養蜂場日記
一日の仕事が終わり、汗ばんだ体に夕風が涼しく感じられます。
ふと見上げた養蜂場の上空一面にうろこ雲、秋ですネ・・・
秋の空が高く感じるのは、雲が高い所にできるからだと聞いたことがあります。
そろそろ蜂達も冬の準備に入ります。この秋に生まれる蜂達が越冬し、春の子育てをすることになります。
今年の夏の暑さは異常でした、蜂達も涼しくなってホッとしていることでしょう。
仙人登場!
2008年10月13日 / 養蜂場日記
10月4日に登場したカマキリ君が、ころもがえして参上。
前回は中途半端な薄茶の衣装でしたが、今回は全身すっかり枯れ葉色になっての再登場です。
うちの可愛いミツバチを狙う敵ですが、カマキリだって生きていかなくてはいけませんからネ・・・
でも本物の仙人のように、ドングリを食べて暮らしてくれたら良いのですが~~
ワタシハダレデショウ?
2008年10月13日 / 養蜂場日記
この変わった顔は何でしょうか?実は拾ってきたドングリを並べて作った「ドングリ仮面」?です。
ドングリとはブナ科の実の総称ですが、これはクヌギのドングリ、栗に似たイガイガの殻斗(ボウシ)に、実がすっぽりと納まった面白い形をしています。目と口に見える部分がそうです。
クヌギは甲虫類が蜜を求めて集まるので、子どもに人気のある木です。
縄文時代はどんぐりでクッキーを作って食べていたそうですが、このままでは渋くて食べられないものが多いです。渋みの元のタンニンを水にさらしてアク抜きし、粉に挽いて焼いて食べていました。仙人はドングリだけを食べて生きていたと言われる位、貴重な栄養源だったようです。
がまずみ
2008年10月12日 / 養蜂場日記
秋の野山に点在する赤い実は、どこにいてもパッと目を惹きます。”がまずみ”と言う落葉低木です。
この蔓でリースを作ると、とても雰囲気のあるものができます。こつは、蔓をお湯に浸して温めながら、曲げて輪にすることです。
昨年の秋、この実を焼酎に漬け込んで、がまずみ酒を作ってみました。
うっとりするような、綺麗なピンク色のお酒ができました。ただ残念なことに、お味のほうはこれと言って個性が無く、イマイチパッとしませんでしたが・・・
カクテルのような美しい色を楽しみたい方は試してみられては?
秋の食料
2008年10月12日 / 養蜂場日記
川辺や野原でコスモスが満開です。ミツバチもコスモスの花に群がっています。しかこの花から蜜はほとんど採れません。
その代わり、この花の花粉が役に立ちます、秋に生まれる子供達の餌になるのです。花粉は育児に欠かせないタンパク質源です。
働き蜂は花粉と蜜を混ぜて蜂の子に食べさせます。
蜜が豊富な春から初夏、一生懸命に働く蜂たちの寿命はとても短く、1ヶ月程です。
しかし、秋に生まれた蜂は越冬して、今度は春に生まれた子供達の子育てをするのです。
奴らは今年もやって来た!
2008年10月4日 / 養蜂場日記
秋風と共に、今年もやって来たギャング達、その名は「オオスズメバチ!」
体長1,5センチ位のミツバチに比べ、4~5センチもあるその硬い体は、まるで鎧のように、ミツバチの攻撃から身を守り、その強靭なアゴでミツバチを次々に襲います。10匹20匹の集団で襲われたミツバチの巣は2時間位で全滅してしまいます!
「花蜂」と言って、花の蜜を食料にするミツバチと違い、奴らは「狩り蜂」、肉食なのです。ミツバチの幼虫を肉団子にして巣に持ち帰り、自分達の幼虫の餌にするのです。
ミツバチにとっても養蜂家にとっても、やっかいで恐い存在です。
フルフェイスのヘルメットを被ったような、頑丈そうな顔をしているでしょう?
もうすぐ仙人?
2008年10月4日 / 養蜂場日記
これはなんでしょう?
以前にも登場した“かまきり“です。夏の間、ツヤツヤの緑の衣装で張り切っていた奴です。
葉っぱの上で、物思いに耽っているように見えます。
カメラを向けると「何か用?」って感じで振り向いてくれました。
もうじき、全身枯葉色の「仙人」の衣装に着替えることでしょう。
相思華・・・
2008年10月4日 / 養蜂場日記
彼岸花が咲き出しました。秋のお彼岸の頃に咲き出すので、この名が付いたそうです。
この花は球根も含め全体が有毒で、土に穴を掘るモグラやミミズなどを寄せ付けないために植えられたそうです。たまに白い種類も見かけますが、白花曼珠沙華(しろばなまんじゅしゃげ)と言います。
花と葉が同時に出ることがないので、花と葉が互いに想い合うという意味で、「相思華」というロマンチックな別名もあります。
小さい頃、一人で川辺で遊んでいた時のこと、ふと見上げると、真っ青な空を背景にして、土手に沢山の真っ赤な彼岸花が咲いていました。それを見ている内に何だか恐くなって、大急ぎで走って帰った覚えがあります。
ラベル
2008年9月24日 / 養蜂場日記
これは蜂蜜のラベルの原画です。お世話になっている、ある先生に描いて頂きました。
和紙に、日本画のための顔料で描かれています。普通のラベルとは違っているでしょう。
ラベル自体にパワーが込められていて、いろんな方から、それを感じると言われます。
私達の願いは、この蜂蜜を食べてくださる方々が、健康に、幸せになって頂きたい!そんな思いを込めて作っています。
このラベルにもそんな願いが込められています。
ミツバチ達に感謝!蜂蜜に感謝!お客様に感謝!です。
ラベルを描いて下さった先生のホームページ
http://www.kaiunnoyashiro.com/
「おはぎ」と「ぼたもち」
2008年9月20日 / 養蜂場日記
田んぼの手前に咲いているのは萩の花です。
お彼岸にはおはぎをお供えしますよね。ぼたもちとも言いますが、同じものです。
季節によって、呼び名が変わるってご存知でしたか?春は牡丹の花の咲く頃に作るので「牡丹餅(ぼたもち)」秋は萩の花の頃に作ることから「お萩(おはぎ)」と言うそうです。
昔は季節と密着した生活をしていたので、こんな名前が付けられたのですね。
こんな事を書いていたら、おはぎを食べたくなりました。今日は、アンコたっぷりのおはぎを食べることにしましょう。