晩秋の養蜂場
2008年12月4日 / 養蜂場日記
新緑の季節には、うなりにも似た羽音に満ちていた養蜂場も、今は秋の柔らかい日差しの中、静寂に包まれています。
でも巣箱の中には、15000匹ほどのミツバチ達がびっしりと密集して、寒さに耐えているのです。
ミツバチは、冬の最中でも暖かい日にはトイレタイムの飛行を行います。彼女達はとても綺麗好きで、巣箱の中では絶対に用を足しません。ずっと我慢して、トイレ飛行のチャンスを待っているのです。
冬を乗り切った働き蜂が、春になって新しく生まれてくる子供たちの世話をします。
女王蜂は厳冬の季節には産卵を中止します。立春の頃から産卵し始め、お彼岸の頃にはピークに達し、一日に1000~2000個を産む女王蜂も珍しくありません。
その時に活躍するのが、冬を乗り越えた働き蜂たちです。4月~6月に花蜜を集めて飛び回る働き蜂を養育する役目があるのです。梅の花が咲き始める頃、がぜん活気付いてきます。
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