養蜂場日記
ピーヒョロロ~
2014年2月4日 / 養蜂場日記
一定の間隔で、上空から聞こえてくる鳴声はトンビです。
山の頂きのさらにその上空であったり、近くの林のすぐ上だったり、声だけ聞こえてなかなか視界に入って来なかったり~
養蜂家はこの鳥が大好きなのです。
春本番の3月から4月にかけては、養蜂場一帯でひんぱんに聞こえてくるようになります。
うららかな春の陽気の中、この何となく間延びのしたピーヒョロロ~が聞こえてくると、養蜂家の心に何とも言えない安堵感、ほんわかした感情が湧いてくるのです。
これに雲雀のさえずりが入ると、養蜂家の心は一気に田舎で過ごした子供時代にタイムスリップします。
そんな時、じっと目を閉じると、遊び仲間の顔、顔、顔・・・遠くまで広がる麦畑、さわさわと風にそよぐ麦穂の波、そしてどこまでも青く澄んだ空など、懐かしい思い出の風景で心がいっぱいになるのです。
マスコットに決定♪
2014年2月2日 / 養蜂場日記
「ワー可愛いっ!!」
思わず叫んでしまいました。
蜂蜜のお客様でお友達の、Sさんからのプレゼントです。
“赤福”二月の朔日餅「立春大吉餅」や柿の葉寿司、はなまるカフェ、年間おめざランキング1位になった、大阪北浜の菊寿堂の五色おはぎ 等と一緒に、わざわざ車で持って来てくれました。
そんな美味しそうなお土産が沢山入った紙袋を覗き込んだ時に、このミツバチさん達が真ん丸い目でこっちを見上げていました。
Sさんの娘さんが作ってくれたのだそうです。
丸い胴体には茶色のシマシマが入っています。
ピョンと突き出た白いウサギの耳みたいなのは、ミツバチの羽根です。
お尻にはちゃんと針も付いています!(Nちゃん、ありがとう!!)
宝塚はちみつのマスコットとして、これから活躍してくれそうです、皆さんよろしくね♪
養蜂家妻
可愛いお客さん
2014年2月1日 / 養蜂場日記
養蜂場の周囲の林も今は冬枯れの状態
その林の中を元気に動きまわる集団があります。
可愛らしいシジュウガラやエナガ、そしてメジロの群れです。
かしましく鳴き交わしながら、冬木立の枝から枝を飛び回る様子は眺めているだけで楽しいものです。
コンコンコン コンコン ココンコン
リズミカルな音が聞こえてきます。
コゲラやアカゲラなどキツツキが枯れ木をつついて虫を探している音です。
黒白まだら模様の羽毛をまとい、頭には赤い羽毛の帽子をかぶった粋な格好です。
今日もまた彼らの元気な声が聞こえてきました。
変化の少ない冬の養蜂場での大事な友人たちです。
もうすぐ!
2014年1月31日 / 養蜂場日記
郵便局まで車で行くつもりでした。
外に出てみると何だか空気が柔らかくて、とっても気持ち良かったので、散歩がてら歩いて行くことにしました。
と言っても、郵便局までは徒歩6、7分です。(そんな近くでも車に乗ろうとしていたんですね・・σ^ ^ )
わざと遠回りして、川沿いの遊歩道を歩いて行くことにしました。
川の水がキラキラ輝いて、おしゃべりしながら流れていきます。
秋までは枝いっぱいに葉っぱを付けて賑やかだった並木の木々が、すっかり裸んぼうになっています。
見上げると、その細い沢山の枝が青空にくっきりと映えています。
どこからか甘い爽やかな香りが風に乗って流れてきて、私は胸いっぱいに風を吸い込みます。胸の中まで青く染まったようです。
もうすぐ春ですね・・・養蜂家やミツバチ達に限らず、蜂蜜オタクの私も春が来るのが待ち遠しい~今年はどんな美味しい蜂蜜が採れるかな・・・
養蜂家妻
久々の羽音に胸ドキドキ!
2014年1月29日 / 養蜂場日記
3月の陽気になった24、25日の昼下がり、養蜂場は久々にミツバチの羽音に包まれました。
全ての巣箱から一斉に飛び出してきたミツバチたちが、暖かい陽光の中を縦横無尽に飛び回っています。
久し振りに目にする健全なミツバチの姿にほっとしながら、養蜂家も気持ちが高揚してきます。
3月から本格的な活動が始まります。
“お水取り”の行事が終わる三月中旬からは、ほぼ毎日このミツバチの大群舞を目にすることになるのです。
「今年もやるぞ!、がんがん行くぞ!チェスト~!!」
凍結注意!
2014年1月23日 / 養蜂場日記
養蜂場に向かう県道に、冬季には写真のような看板があちこちに立てられます。
宝塚市でも、山間部では夜間の気温は零度以下(零下3~5度)に下がることが多くなり、道路の凍結が起こります。
養蜂家にとって幸運なのは、シーズンオフの冬季には夜間走行する必要はほとんどなく、気温が上がる時間帯に運転することがほとんどです。
それでも気温の低い午前中の日陰部分では、十分に気をつけて運転しなければなりません。
軍師 黒田官兵衛
2014年1月20日 / 養蜂場日記
運転免許の更新に行ってきました。
更新センターは宝塚市に隣接する伊丹市にあります。
JR伊丹駅から歩いて数分の距離、我が家からは徒歩と電車で30分ほど。
伊丹駅のすぐ南側に、荒木村重の居城であった有岡城址があります。
城址といっても、とんとんと駆け上がれる小さな丘状の場所です。
信長軍の猛攻を長い間耐え抜いた大きな城だったのでしょうが、現在はそのほんの一部が有岡城址として残されています。
軍使として、村重説得のため有岡城に乗り込んだ黒田官兵衛は、捕らえられ土牢に長い間幽閉されていました。
その昔、激しい戦闘が行なわれたであろう場所を歩きながら、片足が不自由になってしまったほどの過酷な幽閉生活を余儀なくされた、軍師の運命に思いを馳せていました。
シーズンオフの養蜂家は・・・
2014年1月19日 / 養蜂場日記
本来はゆっくりできる冬季ですが、今年の養蜂家は正月明けから養蜂場に通いつめています。
今年はさらに群数を増やし、女王蜂の養成を本格化する予定なので、その準備に忙しいのです。
養蜂場に土や砂利を運び込んで小さな土木工事をしたり、養蜂器具の作製、盗難除けのためのフエンスの強化工事など、毎日いろんな事をやっています。(勿論、全てが大好きな養蜂の一環であり、楽しくて仕方ないのですが)。
養蜂家が工夫して作り上げた“宝塚はちみつのオリジナル器具”もいくつかあります。
写真は塗料を塗り乾燥させているその部材の一部
来週から組み立てに入ります。
元気です!
2014年1月17日 / 養蜂場日記
昭和生まれの日本人にとって、1月15日は思い出深い成人の日。
しかし平成に入っていつの頃からか、成人の日は1月の第2月曜日になっていました。
その15日、近畿地方は冬の高気圧に覆われ、1日中陽射しの途切れることのない晴天でした。
風もなく陽射しの多い日には、越冬中にもかかわらず一部のミツバチたちが陽の当る巣門の周囲に出てきます。
新年に入って初めての対面・・・元気そうです!!
12月後半から姿を見ることのできなかった我が家のミツバチたち・・・
無事な様子を確認して養蜂家も一安心です!
(ミツバチが越冬している間、寒気と寒風が巣箱の中に入らないように巣門は通常の6分のⅠに狭くしてあります)