養蜂場日記
続々続・採蜜!
2013年6月3日 / 養蜂場日記
蜜枠を引き上げた後の貯蜜箱の中は、写真のような状態です。
貯蜜箱には9枚の巣枠が入っています。
底の方に金網の仕切りが見えていますが、これが隔王板。
これは働き蜂は通れますが、体の大きな女王蜂は通れません。
上の貯蜜専用の箱で産卵させないためです。
続々・採蜜!
2013年6月2日 / 養蜂場日記
巣門の前に振るい落とされ、払い落とされたミツバチたちは、ぞろぞろと一斉に巣箱に帰り始めます。
目にする度に苦笑する光景ですが、まるでターミナル駅の改札口に向かう通勤客の集団に見えてきます。
私もその集団の一員であった時代がありました。
エアコンの効いたビルの中で、時間に追われつつ一日を過ごしていました。
今は大好きなミツバチ達に囲まれ、豊かな自然を満喫しています。 こんな仕事に恵まれて、感謝の毎日です!
続・採蜜!
2013年6月1日 / 養蜂場日記
引き上げた蜜枠にはたくさんのミツバチがとまっています。
このミツバチさんたちにはお引取り願わなければなりません。少々乱暴ですが、振るい落とします。
それでもまだ沢山のミツバチがしがみついています。
こちらは、蜂ブラシといわれる専用ブラシで払い落とします。
柔らかい馬の毛のブラシなので、決してミツバチを傷付けることなく払えるのです。
もちろん払い落とされたミツバチ達は、すぐに巣箱に戻りますので、ご安心を!
明日はその迫力ある写真を載せますよ。
いざ採蜜!
2013年5月31日 / 養蜂場日記
貯蜜用の上箱の蓋を開けると、養蜂場に蜂蜜の甘い香りが拡がっていきます。
暑い時も寒い時も一緒に過ごしてきたミツバチたちが集めてきた、蜂蜜の収穫が始まります。
先ず、燻煙器でやんわりと煙を吹きかけ、警戒をするミツバチたちを静めます。
煙を吹きかけることで全体が落ち着いた頃、たっぷりとハチミツの溜まっている蜜枠を引き上げます。
重みがずっしりと指先に伝わってくる時、養蜂家の心は一年間の苦労も吹き飛ぶ喜びで満たされます。感謝!
早朝から張り切っています!
2013年5月29日 / 養蜂場日記
しばらく養蜂場日記を休みましたが、養蜂家は夜明けからこんなことをしていました。
今は採蜜の季節。一年の集大成の時なのです。
夜明け前に家を出て、夜明けと共に作業を始めます。
夜間、ミツバチたちはその日集めてきた花蜜の水分をとばす作業をします。
早朝には密度の高い、つまり糖度の高い、甘く美味しい蜂蜜が出来上がっていることになります。
採蜜作業が早朝に行なわれるのは、この糖度の高い、美味しい蜂蜜を収穫するためです。
起床午前3時、夕方、一日の作業を終えて家に帰るともうぐったり、とても養蜂場日記まで手が回りません。
しかし、今日から天候は梅雨の前哨状態、養蜂場日記の時間が取れそうです。
花粉の貯蔵庫
2013年5月17日 / 養蜂場日記
花粉は子育ての必需品。
高たんぱく質の花粉は、ミツバチの子育てには欠かせません。
彼等は花の季節に沢山の花粉を巣房に貯えます。
花によって花粉の色はそれぞれ違います。
養蜂家はミツバチが運びこむ花粉の色によって、その時何の花が開花しているのかを知るのです。
巣房にはいろんな色の花粉が貯えられています。
これらは全て、働き蜂が団子のように丸めたものを両足に付けて、せっせと運び込んで来たものなのです。
新緑の朝
2013年5月13日 / 養蜂場日記
朝日に新緑が輝いています。
新緑の林からいろいろな野鳥の声が聞こえてきます。
一日の始まりです。
あまりにも清々しい光景に、養蜂家は陶然とした気持ちにひたっています。
こんな素晴らしい自然の中で“神秘の昆虫”といわれるミツバチを相手に一日を過ごすことは、何ものにも勝る喜びです。
養蜂をやっていて良かった~と思うひと時でもあります。
野薔薇の蜂蜜
2013年5月11日 / 養蜂場日記
荒牧バラ公園に行ってきました。
最盛期には1万本の薔薇が咲きますが、まだ6部咲きといったところでした。
“薔薇にミツバチ“の写真を撮りたかったのですが、ミツバチが全く飛んでいません。まだこれからなのでしょうね。
ここに巣箱を置かせて貰ったら、薔薇の蜜が取れるのにな~と思ったことがありました。
でもこういう施設では、薔薇に虫が付かないように消毒するのでしょうから、蜂蜜を取るには適していませんね。
以前うちの蜂蜜の花粉検査をしてもらったところ、百花蜜には野薔薇の花粉が入っていました。 ~里山の野薔薇の花蜜の入った百花蜜、ぜひご賞味下さい~
養蜂家妻
荒牧バラ公園
南欧風の園内に250種1万本のバラが植えられています。開花時期は5~6月と10~11月で、特に5~6月はたくさん咲き乱れてすばらしい光景になります。
世界の薔薇、約250種 1万本の薔薇が咲き誇ります。
↓詳しくはこちらをご覧ください。写真が綺麗です!
http://barakou.com/
天気晴朗なれど霧深し?
2013年5月10日 / 養蜂場日記
早朝の山間の道、視界10メートル。
5月からは、ほぼ毎日、夜明けの道を養蜂場に急ぎます。
山間部は霧が発生しやすく、写真のようなことも頻繁に起こります。
こんな時は、日中気温が上がり、しかも抜けるような青空で風もない、まさに養蜂日和とでも言いたいような一日になるのです。
しかし、快適なのは人間だけでなく、ミツバチにとっても同じこと”巣別れ”つまりは”分蜂”に最適の条件を備えた日でもあります。
養蜂家にとっては、分蜂は群れの採蜜力が半減する大きな損失、どうしても避けたいこと。
そんな危険をはらんだ濃霧発生に、養蜂家の心は波立っています。
実は虫が苦手?!
2013年5月8日 / 養蜂場日記
緑が輝く季節になりました。
我が家の養蜂家は、待ちに待った季節の到来!とばかりに、日の出と共に養蜂場に出かけます。
1日中休みなしでミツバチの世話をして、クタクタになって帰宅します。
そしてまた翌日、元気いっぱい喜々として、朝早くからミツバチ達の元へ~
どこからそんなエネルギーが湧いてくるのか、不思議に思います。
毎日毎日、ミツバチ達が出す無限の”8”のエネルギーを浴びているからでしょうか?
どんなに忙しくても大変でも、楽しくて堪らないそうです!
そんなに好きな仕事に打ち込めて充実した時を過ごせるなんて、なんと幸せなのだろう!と羨ましく思ってしまいます。
私は逆に、子供の頃から虫が大の苦手!たまに夫が服のどこかにミツバチを付けて帰ることがあり、部屋の中を1匹ブンブン飛び回るだけで大騒ぎです!
オオスズメバチと違い、こちらが何もしなければ滅多に刺すこともない大人しいミツバチさん。とても可愛いんですけどね(^^ヾ
養蜂家妻