養蜂場日記
バラの花?
2009年7月13日 / 養蜂場日記
お客様のSさんから頂いた写真です。
バラのつぼみと花・・・と思いきや、これは王子公園で拾った松ぼっくりなんだそうです。(左と右は全く同じ松ぼっくりの、閉じたものと開いたものです。)
「雨に濡れて湿るとキュッとつぼみ、お日さまにあたって乾燥するとまたバラの花のように開く」
実は、松ぼっくりはそういう性質を持っていて、つぼんだ物を持って帰っても、しばらく部屋に置いておくと開いてきます。それにしても、この松ぼっくりは本当にバラの花のようですネ・・・
うちの愛犬哲平はボール大好きで、散歩の途中、草むらの中に忘れられたボールを発見するのが得意です。
ボールに限らず、口にくわえられる丸っこい物なら何でも好きで、大喜びでくわえて帰ります。
松ぼっくりも幾つも持ち帰った経歴がありますが、遊んでいる内にバリバリと咬んで粉々にしてしまうんですよ。
ずらり キウイの実
2009年7月12日 / 養蜂場日記
5月、キウイの花に足繁く(羽繁くかな?)通っていたミツバチ達・・・
そのおかげか、こんな結果になりました。
見事に結実した立派なキウイ達です。
ところで、今日7月12日朝7時15分、今夏最初の蝉の鳴き声が聞こえてきました。
そろそろ梅雨明けでしょうか?
ベビーフードは花粉で作る
2009年7月11日 / 養蜂場日記
両足に花粉ボールをつけた働き蜂が次から次に帰ってきます。
花粉ボールの重さは体重の半分ほど、時速30キロで飛行して来るので、へとへとに疲れて帰ってきます。
幼児たちの食べ物は花粉と蜂蜜を混ぜたものです。花粉は高タンパク質で、ミツバチの子育てには必要不可欠です。
花の豊富な季節に、蜜とともに花粉もどんどん巣房に貯蔵されます。
花によって花粉の色が違います。赤、黄、白、橙など、実に様々な花粉が貯蔵されています。
花の少ない真夏や、越冬明けの早春の子育てのために準備されているのです。
合鴨?いいえ、鴨です
2009年7月5日 / 養蜂場日記
自宅の周辺は、大学・総合病院・レストラン・CDショップなどが立ち並び、とても便利なところです。
でも1本筋を入ると、目の前にこんな長閑な風景が広がります。
青々とした稲が風に吹かれてそよいでいます。
その田んぼに鴨が3羽泳いでいました。
この写真の真ん中より少し左側に黒い点が3つ見えますが、これが鴨です(小さ過ぎて見えませんね)
合鴨農法をしている訳ではないようですが・・・
この辺りはとても緑が多く、いろんな鳥がいるので、その姿を見るのも楽しいものです。
養蜂場の夜明け
2009年6月30日 / 養蜂場日記
養蜂場到着、4時51分。
朝霧の中で鳥達の合唱が始まっています。
うぐいすの独唱が冴えわたります。
三光鳥の澄んださえずりも、朝の冷気をさらに心地良く感じさせてくれます。
さわやかな一日の始まりです。
乗り遅れるゾ!
2009年6月30日 / 養蜂場日記
採蜜の時、継箱(上段の箱)内の蜜枠を取り出して、巣門の前に広げたドンゴロスの上に蜂を振るい落とします。
まさしく蜂の巣をつついた状態です。
“灰神楽”ならぬ“蜂神楽”の中での作業になります。
大騒ぎの後、蜂たちは大急ぎで巣門に向かい始めます。
何千という蜂が一斉に同じ方向を目指す光景が、なにやら人間世界で展開される朝夕のラッシュにも見え、苦笑してしまいます。
まるで発車寸前の電車に乗り遅れまいと、あせっているかのようです。
栗の花
2009年6月26日 / 養蜂場日記
養蜂場に至る沿道のそこかしこに、山の斜面を利用した栗林(栗畑)が見られます。
毎年六月中旬になると、淡黄色の栗の花の広がりが、一面の新緑の中にまるで浮かび上がるように出現します。
栗は早生から晩生まで種類が多く、これから七月上旬まで咲き続けます。
あとしばらくは、ミツバチにとって忙しい季節が続くわけです。
養蜂場の周囲にもたくさんの栗の木があります。
栗の花の蜂蜜は鉄分・ミネラルが多く、とても滋養豊かです。
今年も栗蜜がたくさん採れますように!
薔薇とミツバチ
2009年6月25日 / 養蜂場日記
お客様が送って下さった写真です。
ばら公園でこの写真を撮り、うちに送ろうと思っていたら、その日の養蜂場日記に同じばら公園の事が書かれていて、ビックリなさったそうです。
園内の薔薇にはミツバチが沢山群がっていたという事ですが、残念ながらうちの蜂ではありません。あそこに巣箱を置けたら、きっと素晴らしい薔薇の蜂蜜が採れることでしょう!
でも昨年、うちの百花蜜を調べて頂いたところ、野ばらの蜜が混じっていました。野ばらは何年かに一度非常に多くの蜜を出し、その蜜は真っ赤なんだそうです。
真っ赤な野ばらの蜂蜜、いつか採れると良いな・・・
満開の薔薇-2
2009年6月24日 / 養蜂場日記
家内が撮ってきた薔薇の写真です。朝日のようなオレンジ色がまぶしいくらい華やかです。何と言う種類でしょうか?
先日、家内が愛犬の哲平といつもの公園に散歩に行くと、子供たちが駆け寄ってきて、いきなり両手に持っていたものを哲平の上に撒き散らしたそうです。
それは沢山の薔薇の花びら!
哲平は、王子さまのように薔薇のシャワーを浴びました。
そして興奮して、散らばった花びらをムシャムシャ食べてしまったそうです。
よほど美味しかったのか(または、お腹がすいていたのか^^ヾ)その後もスキを見ては薔薇を口に入れ、家内は口の中から花びらを取り出すのに必死だったそうです。
食いしん坊王子です・・・
満開の薔薇
2009年6月23日 / 養蜂場日記
自宅から少し離れたところに、薔薇で有名な公園があります。
5月末から6月にかけては何万本もの薔薇が咲き誇り、近くを通るだけで良い香りが漂ってきます。
でも、私はもう何年も満開の薔薇を見たことがありません・・・
と言うのも、薔薇の季節と養蜂の最盛期が全く同じなのです。
5月6月には、朝早くから一日中ミツバチ達に囲まれての養蜂場暮らしです。この日記も書くのは夜、アップは家内が昼間やってくれます。
そういう訳で、わりと近くにいながら私がいつも目にするのは、薔薇が散ってしまった寂しい風景だけなのです。
でも、ミツバチに囲まれているだけで「もうシアワセ♪」なのですから、「素晴らしきかな我が人生!」です。