分蜂
2013年4月22日 / 養蜂場日記
巣箱の中に蜂が溢れるような過密状態が長引くと、巣分かれ、すなわち“分蜂”という行動が起きます。
女王蜂を中心に、全体の3分の一ほどの働き蜂が、新天地を求めて巣から出ていくのです。
この時、すでに巣の中には新しい女王の幼虫が育っている“王台”が数個準備されています。
ほとんどが、晴天で風もなく暖かい日中(午前10時ごろ~午後3時ごろ)に起こります。
巣門から万を越えるミツバチが湧き出して、空中で渦を巻いて飛び交う様子は壮観そのもの。
大半が5月から6月に集中しますが、今年は4月17日に予想外の分蜂が発生しました。
灰神楽ならぬ“蜂神楽状態“。飛び回る蜂の数もさることながら羽音もすさまじく、初めて経験する人は肝をつぶすかも知れません。
しかし、養蜂家にとってはよくあることの一つ、ミツバチが近くの木の枝などに団塊を作って静まるのを待ち、群れを収容、そして一件落着となります。
コメントを残す