これは何でしょう?シリーズ-その2
2008年9月13日 / 養蜂場日記
養蜂場の隣に広い空き地があり、夏草が勢いよく生い茂っています。そのつる草がこちらまで侵入してきました。それを長い鎌で刈り払っていた時、ひとむらのカヤの中に、何かの塊がぶら下がっているのを見つけました。鳥の巣だ!と直感しました。
そして、子供のころ田舎で過ごした記憶が、一瞬にして蘇ってきました。
私が小学校にあがる前、よく遊んでくれた、シゲシちゃんという4才年上の男の子がいました。その子が、「秘密の場所を教えてやるからおいで!」と言って連れて行ってくれたのが、ウグイスの巣がある竹やぶの中でした。巣の中には小豆色の小さな卵が5つ入っていたのをはっきり覚えています。その時の巣と、大きさや形、色も全く同じです。
春から初夏にかけて、養蜂場の周りには沢山のウグイスがさえずっていました。私が蜂の世話をして忙しく働いていた間に、その中の2羽が巣を作り、卵を産み、雛を育て、その雛も無事に巣立っていったのでしょう。
雛達が成鳥になって、来年良い声でさえずってくれるのが、楽しみです。
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