只今越冬中
2015年2月18日 / 養蜂場日記
巣箱の中で“蜂球”と呼ばれる団塊状になって冬を越すミツバチ。蓋を開けるとモワーッとした暖気が上がってきます。
大きな群れでは約2万匹、小さな群れでも数千匹のミツバチたちが体を寄せ合い、細かく羽根を震わせて熱を出し、巣箱内の温度を30度ほどに保っているのです。
そのエネルギーの源は巣箱内に貯えたハチミツです。
外では冬の低気圧が荒れ狂い、雪混じりの雨が吹き付けている時でも、巣箱の中は“常夏のハワイ”とまではいきませんが、安全な居住空間になっているのです。
風が収まり、寒さが少し和らいだ日には、越冬中でもいっせいに巣箱の外に飛び出してきます。
暗い巣箱から開放されたミツバチ達の羽音が養蜂場に広がります。
久し振りの対面です。
日毎に力をつけてきている陽射しの下、飛び回るミツバチを見守る養蜂家も、何だかウキウキしてきました!
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