パン? ナン? ノン!
2013年6月7日 / 養蜂場日記
今から食事をするわけではありません。
女王がいなくなった群に、新しい女王を導入するための作業中に見つけたものです。
巣枠間の隙間を広げて、女王の入った”王籠”とよばれる小さな金網の籠を、5~6日間つるしておくのですが、その広げた隙間に、こんな大きな”ムダ巣”を作っていました。
この季節は群の発展意欲がすさまじく、ちょっとした隙間でも見逃すことなく、産卵や貯蜜のための巣を作ろうとします。人工的に手を加えていない、彼らの本能のままに作られた自然巣です。
天敵のオオスズメバチがいなかったら、国内でも野生化した西洋ミツバチたちの自然巣が沢山見られるのでしょう。
しかし分蜂などで逃げ出しても、全てオオスズメバチの餌食となり、野生化することはできません。
日本にいる西洋ミツバチは、人間が世話をしてやらないと生きていけないのです。
コメントを残す