養蜂家も“一所懸命”
2012年4月29日 / 養蜂場日記
春から初夏にかけて巣箱の中で起こる変化は、他の季節の比ではありません。働き蜂は無論のこと、秋から冬の間には姿を見ることのなかったオス蜂もどんどん生まれてきます。
5月に入ると女王蜂も世代交代の時を迎え、その幼児が育つ王台とよばれる特別な巣房が作られます。
出来るだけ働き蜂を増やし、雄蜂の数は最小限度に抑え、女王蜂は質の高い子孫のみを残すような管理が養蜂家の毎日の仕事となってきます。
3万匹~4万匹、時には5万匹を超えるミツバチたちの充満する巣箱内の点検は結構神経を使う仕事・・・慣れているとはいえ、刺されることもままあり、気を抜くわけにはいきません。
“神秘の昆虫”といわれるミツバチですが、群れごとに癖や個性があるのもまた興味のつきないところです。
先手をうちながらこの癖と個性を活用するのも養蜂家の腕の見せ所なのですが、これは同時に“神秘の昆虫”との駆け引きを楽しむことでもあり、毎日がドキドキワクワクの連続です。
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