ようやく満開!
2012年3月28日 / 養蜂場日記
厳しい寒さの冬でした。ここに来てようやく梅が満開!
花の少ないこの季節、越冬明けのミツバチにとって、梅花の花粉は子育てに必要なタンパク源として、とても有難いプレゼントです。
養蜂家も梅の開花情報には敏感にならざるを得ません。
今年は梅だけでなく早春の花々の開花が大幅に遅れています。毎年養蜂場のあちこちに咲く水色の可憐な花、オオイヌノフグリもまだ姿が見えません。東大寺の”お水取り“が終わる頃、春の光の中で白く輝く花をつけるモクレンも未だ蕾の状態です。
ペルー沖の太平洋赤道付近で海面温度が低くなるラニーニャ現象が強く現れた年は冬季に偏西風が蛇行し、その結果北極からの寒気団が日本列島上空まで南下して上空を覆い、時には長期にわたり滞留することになると言います。
一昨年は5月まで寒気が残り、レンゲもアカシアもほとんど花をつけず、養蜂家にとってはかなり厳しい年でした。
ちなみにラニーニャとは女の子という意味だそうですが、やっぱりコワイものを指した命名なのでしょうか?
今年は花咲きみだれ、ミツバチたちの羽音が大空いっぱいに広がる年でありますように!
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