採蜜 その4
2011年8月4日 / 養蜂場日記
ドンゴロス
上段の貯蜜用箱(継箱)の蓋を取ると、写真のような状態になっています。ミツバチの拡散防止と保温用の麻布(通称 ドンゴロス)があり、その隙間からは沢山のミツバチを見ることができます。
麻布の下には9枚の巣枠があり、すでに蜜が満タン状態で詰まった状態です。
一枚づつ巣枠を取り出し、覆うように群がっているミツバチを振り落とし、ハチブラシとよばれる大きな馬毛ブラシで残りのハチを掃き落とします。9枚全ての作業が済んだ時には、巣箱の周囲はまさに灰神楽ならぬ蜂神楽状態です。
ミツバチから見ると”蜂蜜泥棒”にしか見えない養蜂家を刺そうと、何匹ものハチがうるさく付きまとってきます。暑くなるとどうしても薄着での作業になり、時にはシャツの上から刺されたり、ゴム手袋の隙間から入り込んだハチに刺されたり、今はやりの“蜂針治療”を施されることになります。
刺された直後は痛みがありますが、すでに蜂毒に免疫ができているらしく、腫れもせず、赤くもならず、何の後遺症も感じません。
養蜂家に長命の人が多いのはミツバチの蜂毒効果のため? などと勝手な想像を巡らしています。
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