続・冬の訪問者
2009年11月30日 / 養蜂場日記
チュルチュルチュル チュルチュルチュル チューチューチュー♪ 養蜂場が一挙に賑やかになりました、山茶花の花が細かく揺れています。
10羽ほどのメジロの群れがやってきたのです。
冬になると市街地でも目にする、あの鮮やかな緑色の小鳥です。
今日は山茶花についた虫を探しているようです。
こちらの枝からあちらの枝へと敏捷に動き回り、なかなかじっくりと観賞させてくれません。
現在は捕獲や飼育が厳しく禁止されていますが、私の子供の頃は全てが自由でした。
メジロが来る季節になると、思い出すのは故郷のSちゃんのこと。
4歳年上のSちゃんは、メジロ、ヒバリ、ホオジロ等、野鳥の捕獲や飼育についてはまさに名人。いろいろなことを教えてくれました。
雄雌の違いとその見分け方、鳥かごの作り方、罠の作り方、罠の仕掛け方、巣の見つけ方、雛鳥の飼育方法、餌付けの方法等。
小学校低学年の私にとっては、彼は英雄そのもの、とても頼もしい存在でした。
鳥だけでなく、魚とりでも、大人顔負けの技術を伝授してくれる“師匠”でした。
私は生き物が大好きです、博物誌を読み出すと食事も忘れるほど熱中してしまいます。Sちゃんはこの“素晴らしい世界”への門を開いてくれた人です。
養蜂を楽しみながら、さらに周囲の豊かな自然を目いっぱい楽しむことができるのも、Sちゃんが教えてくれたものが土台にあるからだと思います。
ありがとうSちゃん!
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