養蜂場は花盛り
2025年5月2日 / 養蜂場日記

ソメイヨシノが終って水仙が咲き、水仙が終わるとアッという間に山全体のあちらこちらでピンクのミツバツツジが満開になりました。
それに続いて赤や白の大輪のシャクナゲが咲き乱れ、枝いっぱいに咲いたハナミズキに見とれていたら、今はこれまで見たこともない白い花が咲いています。
(ここから養蜂家の妻の内緒話しです・・・
写真は夫が持ち帰った花を自宅の玄関に飾ったものです。花盛りには毎日のようにお花を持ち帰ってくれるので、花瓶が足りなくなります。
野すみれがいっぱい咲いてると言うので、「わー!持って帰って!」と言ったら、「そんな暇はない!」と言っていましたが、それから毎日毎日これでもかという程、土の付いたすみれの株を根ごと持ち帰ってきました。「鉢が足りないからもう要らない」と言うまで、続きましたσ^^;)
こんなに花が咲き乱れると、どの花に行けばいいかミツバチも迷うのではないかと思うのですが、そんなことはお構いなしに元気に忙しく飛び回っています。
ミツバチは1回の飛行で約300もの花を訪れると言われています。
1日に10数回出かけるので、1日に3000以上の花を訪れて蜜を集めていることになります。
花の蜜は口吻というストローのような口で蜜を吸って蜜胃に集めて持ち帰ります。
働きバチの体重は0.09gほどですが、1回に持ち帰る蜜の重さは約0.04g
自分の体重の半分ほどの重さの荷物を運んで、飛んで帰ることになります。
巣箱にたどり着くと、もうヘトヘトになって巣箱の前の板で一休みするものもいれば、そこに止まる元気もなく地面に落っこちてしまうハチもいます。
そんな時はそっと持ち上げて「お疲れ様、ありがとう」と言って巣箱の前に戻してやります。